願いをかなえるために必要なたった2つのステップを大公開 <その2>
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さてそれでは、今日はいよいよSTEP.2についての説明に入っていきます。
もう最初にズバリ言っちゃいます。
最終ステップの内容は「アファメーションすること」です。
STEP.2 アファメーションする
ここまで真剣に変わりたい、願いを叶えたいと思っているあなたなら、もしかするとすでにアファメーションは試したことがあるかもしれませんね。
ただ、もう一度まっさらな気持ちでこの先を読んでほしいんです。
アファメーションを試してみて、変われていないのであればやりかたが間違っている、もしくは失敗していることに疑いようがありません。
つまり、できたつもりになっている可能性が高いのです。
第一ステップ(願望の明確化)では、「願望くらい自分でわかっていて当然!」と思って明確になっていないことにすら気づいていなかったり、せっかく明確にした内容が、本当に望んでいるものではない妥協した内容だったり…。
100人いれば98人くらいまではそうですが、しかしその98人は、「私はちゃんとわかっている、やっている」と思い込んでしまっています。
アファメーションに関しても、同じことに陥っている可能性は高いですよね。
アファメーションについて本当は正しい知識がないのに、「ちゃんとわかってる、ちゃんとやっている」と思い込んでいる人も、とてもたくさんいるんです。
あなたもきっと、そのうちの一人なのではないか…私はそう思います。
だって、本当にアファメーションについてちゃんとわかった上でやったなら、
いま変われていないはずがないんですから…。
アファメーションとは潜在意識の書き換え
あなたの真の願望を書き出してみたり、声に出してみたとして。
潜在意識が、「そんなことはできるはずがないと思って生きてきたんだろう?なんで生き方を変えようとするんだ?やめておけよ、どうせこれからもできないさ」と、あなたを今までと同じ状態にとどめようとしていることに気付いているでしょうか。
「やるんだ!」というのは顕在意識3%の力。
「どうせ無理だ!」というのは潜在意識97%の力…。
3人対97人で綱引きをしても、どうしても97人のほうが勝ってしまいます。
はっきり言って、この状態のままでは夢を叶えることはできません。
でも、このパーセンテージを逆にできたらどうでしょうか?
「できない」を3%に、「できる」を97%に。
そうすれば今までとは真逆に、どうあがいても「できる」の力が勝つのであなたはできるようになります。
そこでやってほしいのが、アファメーション(潜在意識の書き換え)です。
では、どうすればアファメーション・・・つまり、潜在意識に「できる」と学習させることができるのでしょうか?
その方法は「願望を達成できる」と繰り返すこと。
たったこれだけです!
逆に言うと、繰り返し以外の方法で潜在意識が学習を行うことはありません。
残念ながら、潜在意識は新しいことを一発で覚えられる力までは持っていないからです。
以前も書きましたが、潜在意識は万能ではないんです。
さすがの潜在意識も、1度しか体験したことがない・聞いたことがない・見たことがないようなものは、うまく覚えられないので上手にできないんです。
そのためあなたは、今まで生きてきてすべてのことを「繰り返していくうちに」覚えたはずです。繰り返しさえすれば、潜在意識はなんでも学びますから。
純粋に「叶える」、「できる」と繰り返す。
そうしていくうちに潜在意識は「OK、できるんだね。わかったよ」と学ぶ。
学習すればするほどあなたの中から、「できない」に伴う不安や恐怖は消えていく。
こうして願望を繰り返して潜在意識に「できる」とわからせる行為を「アファメーション」と呼びます。
繰り返せない人が脱落していく、それだけの話
何度も何度も繰り返すという話を聞くと
- 「繰り返すなんて面倒だ」
- 「もっと他にすごい方法・楽できる方法があるはずだ」
- 「アファメーションについてなんて、私は1回やったことがあるからもうわかっている」
という人たちが脱落していきます。
脱落するということは、変われない、叶わない現実を認めるということです。
「そんなことない!」と叫ぶかたもいますが、引き寄せの法則は”法則”なので、魔法ではありません。
そんなことはできない、とあなたの現実を決めてしまえばそこで終了。
それ以上はないのです。
アファメーションについても、正直に言うと、「1回やったことがある」という人が一番厄介です。
本人は「ちゃんと経験までしたんだから、わかっていないはずはない」と思っているのですが、本当に繰り返しの重要性をわかっていたのならば、なぜ繰り返さないで途中でやめたのでしょうか。
やめた理由として多いものが、「アファメーションしていると、どうせできるわけないと思えて辛かったから」というものなのですが、「繰り返すうちにその不安は100%間違いなく消える」のがアファメーションいうことをわかっていれば、途中でやめることなんてありえないのです。
やっぱり、わかっていないんです。
けれど、わかっていないとわかっていない。
自覚がないので改善できない。
そこでストップ、変われない。
そういう人が大勢います。
やることはシンプル、ただ繰り返すだけ。
しかし、多くの人はこのシンプルなことができない。
簡単そうに見えて、超えられる人のほとんどいない壁。
それがアファメーションです。
まとめ
では、アファメーションの説明はここまでです。
願いをかなえるために必要なたった2つのステップは
- 願望を明確にする
- アファメーション(潜在意識の書き換え)
本当にたったこれだけなんです。
しかしあなてゃ「えっ?これで終わり?」と思うかもしれません。
なので、次回は番外編として、アファメーションが続かない理由についてお話したいと思います。
願いをかなえるために必要なたった2つのステップを大公開 <その1>
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あなたの夢をかなえる2つのステップ
あなたが願望を叶えるために踏まなければならないステップは「2つ」です。
たった2つです。
…でも、100人中98人くらいはこの2ステップを踏めずに途中で脱落します。
あなたにはしっかり2ステップを踏んで夢を現実化していただきたいと思っています。
STEP.1 願いを具体化させよう
あなたのいま一番の悩みと言えば、「願っているものが現実にならない」ということですよね。
では、なぜ願っているものが現実化しないのでしょうか?
その一番の原因は、「そもそも願いが決まっていないから」です。
世の中には「お金持ちになりたい」と言う人はたくさんいますよね。
でもそういう人に、「では、あなたの求めているお金とは年収にしていくらくらいですか?」「いつまでにそうなりたいですか?」と深く聞いていくと、「えっ…?」という感じで言葉に詰まります。
100人に聞けば、98人くらいまではこの反応です。
この状態はつまり、「お金はほしい。でもいくらほしいかわからない」「お金はほしい。でもいつまでにほしいかわからない」という状態です。
ここでちょっと想像してみてください。
たとえば、あなたは旅行会社に勤めている旅行ガイドだとします。
旅行に行きたいと思っているお客さまを、望む場所へと連れていくのがお仕事です。
そんなあなたのもとに、ある日このようなお客さまが来ました。
- 「旅行に行きたいです。でもどこに行きたいのかわかりません」
- 「旅行に行きたいんですよ。でも、いつ行きたいのかはわからないんですよね…」
やっかいなお客来たなぁと思いますよね(笑)
潜在意識もこれと同じです。
潜在意識は、あなたを望む場所へと連れていく圧倒的なパワーを持っています。
でもあなたが、「何になりたいのかわかりません」「いつなるのか知らないです」という状態で、一体いつ、どこへとあなたを向かわせればいいのでしょうか?
どこにも向かわせようがないし、どんな変化をいつ起こせばいいのかわからない。
これでは変化を起こしようがない。
なので、変化が起きないんです。
もっとも根本的、基本的、そして致命的な、願望を叶えられない理由。
それは、「そもそもあなたの願望が決まっていない」というものです。
あなたは「自分の願望くらい自分で分かっているに決まっている」と強く思い込んでいます。
ただ、安心してください。
「あれっ?もしかして私って自分の夢がなにか自分でわかってないのかも?」だなんて疑う人はまずいません。
わかっていない、ということすらわかっていない。
自覚がないので改善のしようもなく…ほぼ全員が今の状態に留まるほうを無自覚に選んでしまいます。
あなたが願いを叶えるために、絶対に踏まなければならない第一ステップ。
それは、「願望を明確に決めること」です。
あなたの願望を紙に書いてみよう
試しに、あなたの夢を具体的に紙に書きだしてみてください。
「お金持ちになりたい」ではなく、もっと具体的に、深く深く書いてみてください。
★年収1億円
★年に10回は旅行に行く
★ほしい車があるのでそれを買う
そして、その夢をいつまでに達成するのか期限を決めてください。
★私はこの願望を3年以内に達成したい!
もちろん、例としてお金を出していますが、願望はお金に関することではなくてももちろんOKです。
・
・
・
・
・
・
まさかまさか…妥協した内容を書いちゃったりしていませんよね?
たとえば、「本当は月収100万が夢だけど…いや、できるわけないよな…不安だ…。
…よし、じゃあ50万にしておこうっと。この程度ならまぁ…なんとかなるかもしれないしね…」なんて妥協はしていませんか?
実は、妥協をして目標のレベルを下げる方がたくさんいます。
どうしても、引き寄せが苦手な方の頭の中では(顕在意識上では)「目標は低いほうが達成しやすい。低いほうが安心だ」と感じてしまうんです。
けれどそうして目標を下げると潜在意識のほうは、「今とどう違うの?よくわからないよ」と、そもそも目標があることすら理解してくれなくなってしまいます。
良かれと思い不安を感じないレベルまで目標を下げることは、潜在意識に鍵をかけてしまうことと同じなんです。
本当のあなたを書くことを怖がらないでください
もう一度、書き出した紙を取り出してみてください。
そして、「不安を感じないように、目標を下げてしまっていなかったか?これは、妥協していない本当の自分の目標なのか?」ということ、確認してみてください。
本当の夢を書くことを、怖がらないでください。
どんなに不安でも怖くても、ここでひるまないでください。
どうか、夢を叶えるための第一ステップから降りないでください。
ここをふんばれば、100人に聞けば、98人が失敗してしまうステップを乗り越えることができます。
素直な願望を紙に書くだけでいいんです。
そうすれば、100人中たった2人しか成功しない願いをかなえるレールに乗ることができます。
さぁ、たったこれだけで1ステップ目「願望の明確化」は終了です。
一度ここで休憩をしましょう。
STEP.2 「アファメーションすること」はまた次回
引き寄せの法則|「好転反応」とは?終わらせる方法をご紹介
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好転反応は「ある・ない」はあなた次第
好転反応とは、本来引き寄せの法則ではなく東洋医学における、体調を正常な状態にもっていくために一時的により体調がすぐれなくなる体の反応のことです。
そして、引き寄せの法則でもこうした好転反応があるとされていますが、まったくそうした体験がないという人もいれば、かたくなにある!と主張する人もいます。
前回の「前兆」は偶然で、好転反応はあなた次第。
なんだかすごく身もふたもない感じになってしまいました。
ですが事実、好転反応はあなたが「起こすか・起こさないか」だけなんです。
引き寄せの法則では、「ある」という思考が「ある」という現実を生み出す。
潜在意識によって人間の思考が現実になります。
悪いことを思えば悪いことが起きますし、良いことを思えば良いことが起きます。
好転反応があると信じている人の潜在意識は、ポジティブになるためにはなるべくネガティブなことが起きるべきだと信じています。
そして、実際にネガティブな出来事を引き寄せては「ほら!やっぱり好転反応ってあった!」となります。
逆に、そんなもの感じたことがない・・・と思っている人の潜在意識は、ポジティブになるにはなるべくポジティブなことをやってみよう!と思います。
そして、実際にポジティブな結果を引き寄せては「ほら!やっぱり好転反応ってないじゃん!」となります。
どちらも、現実を引き寄せているという点では一緒なのですが、あると思えば「ある」ないと言えば「ない」という水掛け論になりやすいんですね。
好転反応が起きやすい人・長引きやすい人
なら、好転反応なんかないほうがいい!と思いますよね。
しかし、実際に反応が起きてしまいやすい人、また起きたときに長引いてしまう人というのがいます。
- 努力のあとに成功が待っている
- 悪いことのあとには良いことがある
- 頑張った人だけが夢を掴める
- 我慢したあとには喜びが待っている
それは、上の4つのように「悪いことのあとに良いことがくる」という思考が強い人です。
「まず苦労しなければ実現しない」という思考が現実につながり、その前提がなければ「良いことがある」と心の底から思えないわけです。
もちろん、これは一概に悪い考えとは言えないです「よーし、勉強頑張るぞ!そしたら成績上がるし、いま努力した分あとでいいことある!」と、自分を鼓舞する意味でそう考えている、そう考えることで自分の活力になっているぶんには良いと思います。
好転反応を利用してポジティブサイクルを作り出せる人であればまったく問題ないのです。
ただ、逆に利用されてしまう人は要注意!
- 「夢を叶えたい。でも、私なんかは夢を叶える前に必死に努力しないと…」
- 「どうせ、叶うまでにはすっごい頑張らなきゃいけないんだ…」
- 「そうして必死にやらないと、私なんかには、夢を叶える資格なんかない…」
まず苦しまないと…という思考が「苦しむ時期(好転反応)」を作り出しますし、その苦しむ時期を自分で長く引き伸ばしてしまう可能性があります。
いまポジティブを引き寄せられていないのは、ネガティブが足りないからだと勘違いしてしまうんですね。
「私のような人間は長く苦しむべきだ」というような自責の念が強い方や、「この世の中、苦労が美徳だ。努力、根性が大切だ」と苦労を良しとしているような方は、なるべく長く続く「苦労する現実」を引き寄せてしまうんです。
好転反応から抜け出す方法
あなたの潜在意識に問いかけ、自覚し、やめると決めることです。
具体的には「あー、なるほど!好転反応って自分の意思とは関係なく、否応なしにやってくるものじゃないんだ!」とあなたが自覚するだけでいいんです。
既に好転反応を自分で起こしちゃってた!という方も、「あー、そういうことが起きてたのね。自分で引き寄せた現実なら、自分でさよならすることもできるよね」と理解することで、好転反応を終わらせることができます。
まとめ
好転反応は、あなたが「ある」と思えば起きるし「ない」と思えば起こらない。
「そんなすごいこと、私にもできるのかなあ…?」なんて思う必要はまったくありません。
引き寄せの法則は誰にでもできることです。
法則なのですから、これができないというのは万有引力の法則を無視して空を飛ぶくらいありえないです。
これは冗談とか誇張とかじゃなくて、本気でそのくらいに、「思考(願い)が現実にならない」だなんてことはありえないんです!
ここまで読んだあなたに、いま思いっっっきり大声で叫んでほしいことは、「私の夢が叶わないなんてありえない!だって引き寄せは『法則』なんだもん!!」ということです。
ここまで「前兆」や「好転反応」という勘違いをあらためてもらいました。
次からは、実際に引き寄せの法則を利用して夢をかなえる2つのステップをご紹介します。
引き寄せの「前兆」って何?正体と注意点
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「前兆」について正しく知る前に
引き寄せの法則でいう「前兆」 これってなんでしょうか。
- 事態が好転する前には、良い前兆が起こる
- 悪いことが起きる前にも、前兆がある
つまり、何かが起こる前触れのことを言いたいわけですね。
でも、そんなことって本当にあるのでしょうか?
そのことをお話するにはあなたに1つ知っておいてほしいことがあります。
「潜在意識は万能ではない」ということを覚えておいてください。
前兆を正しく理解するには、これがすごく大事なんです。
もちろん、あなたの中にある潜在意識は、表面に現れている顕在意識に比べればものすごいパワーを持っています。
正しく潜在意識が力を発揮すればすごい夢だって実現可能です。
ただ同時に忘れてはいけないのは「なんでも叶えてくれる魔法のランプではない」ということ。
あなたの脳の力を超えたことはできない
引き寄せはあなた脳の力(潜在意識)を利用してすごいことを叶えてしまう力です。
それは裏を返せば、いくらなんでも、あなたの脳の限界を超えたことまでは出来ないということでもあります。
あなたがどれだけ潜在意識を操っても、重力/確率/天候/時間/他人の心の操作は不可能なのがわかると思います。
- 重力を操作して物体を宙に浮かす
- 確率を操作してジャンケンに勝ち続ける
- 天候を操作して晴れ続きにする
- 時間を操作して昨日に戻る
- 他人の心を操作して思い通り操る
こういったことは、いくらあなたの脳、ひいては潜在意識が優秀とはいっても実現は無理です。
願えば叶う無限に使える魔法のランプではない。このことをしっかりと心に留めておいてください。
すべては偶然「前兆」は勘違い
よく「前兆」と勘違いしてしまうことは以下の通り
勘違いな【良い前兆】
- 良い気分でいたら翌日晴れました
- 良い気分でいたらお釣りの金額が777円でした
- 良い気分でいたら好きな人から電話がきました
勘違いな【悪い前兆】
- 悪い気分でいたら雨に降られました
- 悪い気分でいるときに時計を見たら4:44でした
- 悪い気分でいたら道で変な人に絡まれました
天気や他人の行動にまで影響を与えることまでは不可能ですので、こういったものはハッキリ言ってただの偶然です。
あえて名前をつけるのであれば、これは「錯誤相関(さくごそうかん)」の1種です。
錯誤相関とは統計学の専門用語の一つで「関連のない事柄を、関連があると思い込むこと」を言います。
いい気分と天気には実際には関連がないのですが、本人は「あるに違いない」と錯覚している状態です。
「あ、お釣りが777円だ!なんかいい気分♪このあと良いことありそう!」
引き寄せとは関係ないことですが、こういうことなら特にあなたに害はありませんね。
でもこれが逆だったら?すべての悪い出来事を自分をせいだと責める方もいます。
「雨に降られちゃった…私が悪い気分でいたせいなんだ!明日もっと悪いことが起こるかも…」
「最近レシートでゾロ目が出ない…きっと私の思考の質が悪くなってきてるからだ…」
これはまったくの偶然。
ただの確率の問題なのにもかかわらず、起きた出来事すべて「自分と関係ある」と思い込んでいると、無駄に自分を責めたり悩んだしてしまい、あなたの心は消耗してしまいます。
もし、あなたにそんな経験があるなら、安心してください。
もう一度言いますが、それらすべてはただの偶然です。
- 「私は、こういうことに頭を悩ませる必要はないんだ!」
- 「別に私が悪いから起きたわけじゃない!」
と毅然としていてくださいね。
まとめ
「あれっ、まとめ?」と思いましたか?
そう結論としては、あなたが感じた「前兆」と呼ばれるものの多くがただの勘違いだったということを知っておいてほしかったのです。
じゃあ、良いことが起こる前触れを知ることはできないの?と思いますよね。
そう、それを知るには「好転反応」について語らねばなりません。
もちろん、それは次回に
「ポジティブでいる」ということの本当の意味
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「ポジティブでいる」本当の意味
ポジティブ→人のあらゆる感情
ネガティブ→べき思考
というお話を前回しましたね。
「嫉妬や怒りはネガティブじゃなくて感情だからポジティブなの?」
と思っちゃうかもしれませんが、そうです。
そのことを理解する必要はありません。まずは認識だけしてくださいね。
例えば、おっきな素敵なレストランに、あらゆる料理があると想像してみてください。
あなたの好きな料理もあれば苦手な料理もあると思います。
でも、どの料理も料理には変わりないです。
「これを好んで食べるべき・これは食べるべきではない」
あなたを苦しめているのはこうした価値観や観念であって、料理が突然暴れだしてあなたを苦しめているわけではないですよね。
感情の階層を知るとポジティブがわかる
さて、次は感情の階層について触れてみます。
「すべての感情はポジティブ、感じてはならないものはない」と言いましたが、感情にはすべて順位があります。
感じたときに幸せになれる順番として、22段階になっています。
たとえば、「嬉しい」と「憎しみ」だと、どちらも感じていいものには違いないのですが、どっちかというと「嬉しい」のほうがより感じたときに幸せになれる感情ですよね。
↑に行くほど幸せの感情
- 喜び/気づき/自信/自由/愛/感謝
- 情熱
- 熱意/やる気/幸せ
- ポジティブな期待・信念
- 楽観
- 希望
- 満足
- 退屈
- 悲観
- ストレス/いらだち/短気
- 戸惑い
- 落胆
- 疑い
- 心配
- 非難
- 失望
- 怒り
- 復讐
- 敵意・激怒
- 嫉妬
- 自信喪失/罪悪感/自己卑下
- 恐れ/苦悩/憂鬱/絶望/無気力
↓に行くほど不幸せの感情
すこし多いのでわかりづらいですよね。
では、21の「自信喪失・罪悪感・自己卑下」を例に話します。
あなたがいま「自己卑下」しているとします。
※注意 あなたはこんな思考になっていませんか?
- 「ガーン!私は自己卑下してるから…21なんて低い位置にいるんだ!」
- 「もっと、もっと上に上がらなければならない!!」
なんて思わないでほしいということ。
もっと上に上がる「べきである」と感じたならば、
「べき思考」(”真”ネガティブ)を抱いた、ということです。
しかし、「上に上がるべき」と思うとことはポジティブな気がしますね。
これが罠なんです。
もしあなたがこれをポジティブであると勘違いしたまま、何か少しでも自己卑下するたびに、「あぁ、また…上に上がるべきなのに自己卑下してしまった!」と新しい自己卑下をしますね。
つまり、あなたは21にとどまり続けてループしてしまうことになります。
それどころか、「いつまでも自己卑下しちゃって…私はなんてダメな人間だ。もう私なんかには、人生を変えることなんてできないんだ…」
と、絶望し無気力になり、感情はさらに下の「22・恐れ・苦悩・憂鬱・絶望・無気力」に移動することになるかもしれませんね。
このように「べき思考」というのは、あなたがいまいる段階にとどまる・またはそれより下に移動する思考です。
むしろ上に移動したいなら「上に行くべき」などと思わないことが大事になってきます。
下位の感情を克服するには「素直に認める」こと
「あぁ、そうか。私は21にいるんだ。
そしてこのモヤモヤは『21なんてダメ!もっと上に行くべき』と思っているのだなぁ」
このように認めるだけ
あとは自然と上へと移動します。
なぜかと言うと「私はそう感じていると気づいたぞ~、そうだったんだな~」というのは「気づき」を得るからです。
すこし戻りますが「気づき」って階層のどこにありますか?
そう、1階層です。
- 喜び/気づき/自信/自由/愛/感謝
「それを感じてもいいんだ~、だって実際、そう感じているんだもの」と感じる自由を認めるのも1階層です。
1階層の感情が心の中に生まれたことで、上の階層へと自然に移動します。
階層はあくまで羅針盤(コンパス)
1~22までの階層は、「私はいまこんなに下にいるんだ!ガーン!」とショックを受けてほしいから書いたわけではありません。
あなたの現在位置を把握してほしいのです。
そして『あぁ、私はここにいるのだな』と素直にその事実を受け入れてほしい。
そうすることで1階層の感情を見つけるきっかけになってほしいのです。
「あ、私は21にいるのね~。そうなんだ~、いるんだな~」と、まるっとそのまま認めるようにしてみてください。
ただただ「そうなんだな」と素直に認めること。
そうして素直になったぶん「べき」を抱えているよりも確実に、あなたの心は軽く前向きになるはずです。
それが「ポジティブでいる」ということです。
まとめ
今後生活するうえで、22の感情は何度も繰り返し見てください。
数が多いので、覚えようとしないでも大丈夫です。
ただ、繰り返し見てください。
そして、いまここにいるのだなぁ~と認めてください。
そこから「ポジティブ」は生まれるのです。
引き寄せにおける「ポジティブでいなさい」は「いつも楽しくウキウキ、ハッピー!だと思い続けていなさい」という意味ではありません。
「自分の感情を素直に認めて受け入れなさい」
それさえすれば、結果としてポジティブはついてきます。
いいですか?
「うう、頑張って1階層を目指すぞ!ポジティブ!ポジティブに考えるぞ!」
これはNG
「そっかぁ21に私はいまいるのかぁ~」と気づくだけで、あなたは1階層の「気づき」を得ることができるのです。
ここにいると認めるだけで、手に入れるのです。
では、ポジティブを手に入れたあとにくるのはなんでしょうか。
それはいいことが起こる「前兆」ですよね。
では、「前兆」とはなんでしょうか。
「全能」ではありませんよ。
わかっていても、誤解している人は多いのです。
引き寄せの法則の大前提|”ポジティブでいること”についての勘違い
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「ポジティブでいること」という誤解について
あなたが今まで引き寄せの法則についての本を読んだことがあるのなら見たことがあるはず。
- 「いつでもワクワクしていましょう」
- 「いつもポジティブな気分でいましょう」
- 「ハッピーな気持ちを持ち続けていましょう」
- 「感謝の気持ちを持ちましょう」
- 「ネガティブなことを考えるとネガティブな事態を引き寄せます」
- 「悪い思考を抱くとそれが自分に返ってきます」
要・す・る・に
「いつでもポジティブでいなさい」
「そうじゃないと悪いことが起こりますよ」
ってことですね。
さてこれは本当なのか?についてです。
ポジティブは実現する
はい、本当です。これは本当のことです。
「潜在意識の考えていることが現実になる」というのは前回お話しました。
いつもポジティブでいる
↓
潜在意識が「私はポジティブ!」と学習。あなたにはポジティブな信念ができあがる。
↓
ポジティブな信念を抱いているのだから、それが行動に反映されはじめる
↓
その結果、あなたの現実はポジティブな良いものに変化する
これがポジティブな現実を引き寄せるために必要なステップです。
では、逆にネガティブでいると結果は全く変わってくることになりますね。
ネガティブな気持ちを持つ
↓
潜在意識がネガティブを学習。あなたには今よりネガティブな信念ができあがる。
↓
ネガティブな信念を抱いているのだから、それが行動に反映されはじめる
↓
その結果、あなたの現実は今よりネガティブなものに変化する
ポジティブ=うれしいこととシンプルに考えてはダメ
- 「ポジティブでいようとしてもできません」
- 「ポジティブでいようとしたら余計にネガティブになって辛くなりました」
- 「ポジティブでいようとしたら事態が悪くなりました」
という声が寄せられますが、多くの方が誤解しているんです。
ポジティブな感情とは
- 感謝
- 喜び
- 楽しさ
- 信頼など
ネガティブな感情とは
- 怒り
- 悲しみ
- 嫉妬
- 不安など
もう少し具体的に言いましょう。
ポジティブな感情とは
感謝・喜び・楽しさ・怒り・悲しみ・嫉妬・不安など人間の持つすべての感情
ネガティブな感情とは
たくさんのポジティブな感情のうち、特定のものを「感じるべきではない」と感じる感情(べき思考)
つまり、いま、あなたがどんなに不安だろうが心配だろうが怒ってようが悲しんでようが、別にいいんです。関係ないのです。
その感情はネガティブとは言わないのです。
本当のネガティブとは、不安になったとき、「不安になってはいけないのだ」
「もっと楽しい感情を感じるべきなのだ」と「べき思考」にとらわれてしまうことを言います。まさに”真”ネガティブです。
”真”ネガティブは不安を増大させるブースター
”真”ネガティブという思考は、感じてはいけないという感情をむしろ増幅させるブース―たなのです。
「不安だなんて、思っちゃいけない。いつでも楽しいことを考えるべきだ」
と、不安を認めず押し殺そうとしていませんか?
不安だなんて、思っちゃいけない。いつでも楽しいことを考えるべきだ
↓
ああ、でももし不安になっちゃったらどうしよう…(と、既に不安になっている)
↓
あっ…つい○○が□□になったらどうしようって不安になっちゃった!どうしよう!(さらに不安になる)
↓
あ、また考えちゃった…いけない…(ますます不安になる)
↓
あぁ、また考えてる!どうしよう!?(もうやたらめったら不安になってくる)
↓
- 「ポジティブでいようとしてもできません!」
- 「ポジティブでいようとしたら余計にネガティブになって辛くなりました!」
- 「ポジティブでいようとしたら事態が悪くなりました!」
これが、あなたがポジティブチェンジできない理由です。
なら、「私は不安だ。いま、不安を感じている」と、いま抱いている感情を素直に認めてみてください。
すると・・・
あぁ、私は不安だ…いま不安を感じているんだなぁ。
でも不安なのって悪いことじゃないしね。私は不安を感じてもいいんだ。
↓
私って、何が不安なのかな?考えてみよう
↓
○○が、□□になっちゃったらどうしようと思うと不安なんだな~。
↓
じゃあ、そうならないためにはどうすればいいのかな?
↓
あ、思いついた。よし、対策が思いついたからちょっと安心できたかも♪
…と、不安を認めたことで、不安は消えます。
完全に消えなくとも、必ず不安は認める前より小さくなります。
「不安になるべきではない」と思ったがゆえに、かえって感じたくない不安が膨らんでしまう。これが”真”ネガティブという思考です。
人の感情はどれでもそうです。
素直に認めたものは消えていく。
認めまいとしたものは膨らんでいく。
これは、なんで?とかどうして?とかではなくって、
人間という生き物は、もともとこのような脳の仕組みになっています。
もともと足が二本ある生き物なんだ、そういうものなんだ、というのと同じで、感情とはそういうもの、なんです。
不安や心配ごとは変えられる
不安や心配というのはもともとは、「素直に受け入れさえするならば、問題を解決するためのチャンスやヒントとなる感情」です。
「あなたにチャンスやヒントを与えてくれる感情」
これ…ネガティブでしょうか?
チャンスを掴めるようになる感情ですよ、ポジティブじゃないでしょうか?
あぁ、私は不安だ…いま不安を感じているんだなぁ。
でも不安なのって悪いことじゃないしね。私は不安を感じてもいいんだ。
(と、チャンスとなるポジティブな感情「不安」を抱く)
↓
私って、何が不安なのかな?考えてみよう
(そのポジティブな感情をもとに、潜在意識が「問題について考える」という行動を自然にAさんに取らせる)
↓
○○が、□□になっちゃったらどうしようと思うと不安なんだな~。
(問題を無事に見つけられる)
↓
じゃあ、そうならないためにはどうすればいいのかな?
(さらに、対策を立てるという行動に無意識に出る)
↓
あ、思いついた。よし、対策が思いついたからちょっと安心できたかも♪
(もともと抱いた「チャンスの感情」をもとに、問題を避ける方法、つまり今よりうまくいくチャンスを現実のものとした)
不安や心配、悲しみや怒りを抑え込もうとしていたのであれば、それがネガティブにつながってしまうことがよく分かりますね。
どんな感情も、感じてOKです。
大丈夫、あなたの感情はOKなんです。
まとめ
…ということで、今後「不安になってはいけない」という思いは捨ててくださいね。
そう思うたびに「それでもOK」と自分に言ってみてください。
なにを感じても、オールオッケーです。
口パクでもいいです、口の形を動かして言ってみて「何を感じてもオールオッケー!」
それでも、まだマインドブロックがあると思います。
そこで、次回はさらに深く潜って「ポジティブでいる」ということの本当の意味について考えてみましょう。
引き寄せの法則基礎知識「潜在意識」とは
こちらの記事では引き寄せの法則基礎知識として「潜在意識」の基本的な働きについて書いていきます。
「それならもう知ってる」
ということも書いてあるかもしれませんが、いま一度、あなたの知識の定着度を確認してみてください。
もしかすると、見落としていた何かを拾うことができるかもしれません。
潜在意識とは「あなたが自覚できない意識」のこと
潜在意識とは、「自分で意識できない意識」のことを言います。
「私はいまこの文章を読んでいるな」というふうに自覚できる場合は顕在意識を使っています。
これとは対照的に、「無自覚」にやってしまう、意識できず行う行為は潜在意識を使ってやっています。
意識の割合は、顕在意識が3~10%程度なのに対し潜在意識は90~97%、
あなたの意識のほとんどが、潜在意識です。
あなたは潜在意識の力に逆らえない
潜在意識の力は97%、そして顕在意識はわずか3%。
97人と3人のチームで綱引きをすれば、当然97人のチームが勝ちますね。
人の意識もこれと同じく、潜在意識のほうが常に優位に立ち、顕在意識に勝っています。
そのため、「やめようと思っているのについ爪を噛んでしまう」
(やめようと思っている力は3、やめるつもりがない力が97)となります。
まったく同じ要領で、「お金持ちになりたいと思っているのになれない」ということも起こります。
お金持ちになりたいと思っている力が3%しかないのに対し、
お金持ちになろうと思ってない力は97%もある。
これによって「お金持ちになれない」のほうが勝ちます。
なので、多くの人間はお金持ちになりたいと願いつつも、潜在意識ではお金持ちになりたくないと願っているのです。
あなたの潜在意識は「どうせ金持ちにはなれない」と学習している
私たちは幼いころから、このような言葉に何度も何度も触れてきます。
- 金持ちなんて選ばれた人間しかなれない
- 金持ちなんて才能のある人間しかなれない
- 金持ちになるなんてのはそうそう甘いことではない
- 質素に暮らすのが素晴らしいことだ、贅沢は悪いことだ
- 金を望むのは意地汚いことだ、できた人間は清貧だ
何度も繰り返すことにより、潜在意識にその言葉・経験が刷り込まれていき、あなたの潜在意識は、「お金持ちになるのはとても難しいことだ」と学習します。
このように潜在意識が学習すると、どんなに顕在意識3%の力で、「お金持ちになりたい」と思っても、残りの97%の強い力があなたに、「でも、どうしてもなれないと思ってしまう」というふうにあなたになれないと「思わせて」きます。
このような強い思考のことを、
- 負の信念
- 固定観念
- 心のブロック
- 強い思い込み
と呼びます。
こういった負の信念があると、その信念が現実化されます。
負の信念はどのように現実になるのか
では、人の信念とは一体どうやって現実化されるのか?というと、「無意識に取る行動」によって現実化されていきます。
大事なので、もう一回言います。「無意識に取る行動」によって現実化されていきます。
おまけにもう一度。
「無意識に取る行動」によって現実化されていきます。
無意識にそのような行動や言動、表情を取り、なるためのチャンスや情報をどんどん逃していきます。
しかし、あなたはあくまでも無意識です。
無意識なので防ぎようがありません。
このようなことが起こっていると知らないのは損です。
「別にお金持ちになれないような事なんて自分では何もしてないのに、なれない」
「なんであの人だけがいつもチャンスをつかむの?」
と言いたくなりますよね。
逆に「なれる」と無意識に信じている人はどんどんチャンスをつかんでいきます。
もちろん自覚はありませんから、「私は別に何の行動も取った覚えはない、何もしてない」という感覚になります。
なので、「できると信じたら、なにか努力をしたわけでもないのに、勝手に夢が叶った」という表現をするしかありません。
このような言葉を受けて、「潜在意識の力を使うと、努力しなくても夢は叶う」と言われるようになりました。
まとめ
- 潜在意識とは無意識の力
- あなたの潜在意識は負の信念を学習している
- 成功している人は無意識を味方につけている
無意識の力を味方につけ引き寄せる法則。
法則とは「一定の条件下で、事物の間に成立する普遍的、必然的関係。また、それを言い表したもの。」のこと。
万有引力の法則、熱化学の法則、などがありますね。
つまり、誰にでも必ず起こる普遍的・必然的なことです。
引き寄せは、使える人と使えない人がいたりはしません。
人である以上「法則」からは逃れることはできませんので、逆に「引き寄せをやめよう」などと思っても無理です。
あなたが「自分の夢は叶う」という信念を持てば、
必ずそれは現実になる。法則なので、絶対にそうなります。
では、ポジティブでいれば夢が叶うということでしょうか?
そこで、次回は引き寄せのコツ「ポジティブでいなさい」ということについての誤解について書いていきます。