引き寄せの法則の大前提|”ポジティブでいること”についての勘違い
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「ポジティブでいること」という誤解について
あなたが今まで引き寄せの法則についての本を読んだことがあるのなら見たことがあるはず。
- 「いつでもワクワクしていましょう」
- 「いつもポジティブな気分でいましょう」
- 「ハッピーな気持ちを持ち続けていましょう」
- 「感謝の気持ちを持ちましょう」
- 「ネガティブなことを考えるとネガティブな事態を引き寄せます」
- 「悪い思考を抱くとそれが自分に返ってきます」
要・す・る・に
「いつでもポジティブでいなさい」
「そうじゃないと悪いことが起こりますよ」
ってことですね。
さてこれは本当なのか?についてです。
ポジティブは実現する
はい、本当です。これは本当のことです。
「潜在意識の考えていることが現実になる」というのは前回お話しました。
いつもポジティブでいる
↓
潜在意識が「私はポジティブ!」と学習。あなたにはポジティブな信念ができあがる。
↓
ポジティブな信念を抱いているのだから、それが行動に反映されはじめる
↓
その結果、あなたの現実はポジティブな良いものに変化する
これがポジティブな現実を引き寄せるために必要なステップです。
では、逆にネガティブでいると結果は全く変わってくることになりますね。
ネガティブな気持ちを持つ
↓
潜在意識がネガティブを学習。あなたには今よりネガティブな信念ができあがる。
↓
ネガティブな信念を抱いているのだから、それが行動に反映されはじめる
↓
その結果、あなたの現実は今よりネガティブなものに変化する
ポジティブ=うれしいこととシンプルに考えてはダメ
- 「ポジティブでいようとしてもできません」
- 「ポジティブでいようとしたら余計にネガティブになって辛くなりました」
- 「ポジティブでいようとしたら事態が悪くなりました」
という声が寄せられますが、多くの方が誤解しているんです。
ポジティブな感情とは
- 感謝
- 喜び
- 楽しさ
- 信頼など
ネガティブな感情とは
- 怒り
- 悲しみ
- 嫉妬
- 不安など
もう少し具体的に言いましょう。
ポジティブな感情とは
感謝・喜び・楽しさ・怒り・悲しみ・嫉妬・不安など人間の持つすべての感情
ネガティブな感情とは
たくさんのポジティブな感情のうち、特定のものを「感じるべきではない」と感じる感情(べき思考)
つまり、いま、あなたがどんなに不安だろうが心配だろうが怒ってようが悲しんでようが、別にいいんです。関係ないのです。
その感情はネガティブとは言わないのです。
本当のネガティブとは、不安になったとき、「不安になってはいけないのだ」
「もっと楽しい感情を感じるべきなのだ」と「べき思考」にとらわれてしまうことを言います。まさに”真”ネガティブです。
”真”ネガティブは不安を増大させるブースター
”真”ネガティブという思考は、感じてはいけないという感情をむしろ増幅させるブース―たなのです。
「不安だなんて、思っちゃいけない。いつでも楽しいことを考えるべきだ」
と、不安を認めず押し殺そうとしていませんか?
不安だなんて、思っちゃいけない。いつでも楽しいことを考えるべきだ
↓
ああ、でももし不安になっちゃったらどうしよう…(と、既に不安になっている)
↓
あっ…つい○○が□□になったらどうしようって不安になっちゃった!どうしよう!(さらに不安になる)
↓
あ、また考えちゃった…いけない…(ますます不安になる)
↓
あぁ、また考えてる!どうしよう!?(もうやたらめったら不安になってくる)
↓
- 「ポジティブでいようとしてもできません!」
- 「ポジティブでいようとしたら余計にネガティブになって辛くなりました!」
- 「ポジティブでいようとしたら事態が悪くなりました!」
これが、あなたがポジティブチェンジできない理由です。
なら、「私は不安だ。いま、不安を感じている」と、いま抱いている感情を素直に認めてみてください。
すると・・・
あぁ、私は不安だ…いま不安を感じているんだなぁ。
でも不安なのって悪いことじゃないしね。私は不安を感じてもいいんだ。
↓
私って、何が不安なのかな?考えてみよう
↓
○○が、□□になっちゃったらどうしようと思うと不安なんだな~。
↓
じゃあ、そうならないためにはどうすればいいのかな?
↓
あ、思いついた。よし、対策が思いついたからちょっと安心できたかも♪
…と、不安を認めたことで、不安は消えます。
完全に消えなくとも、必ず不安は認める前より小さくなります。
「不安になるべきではない」と思ったがゆえに、かえって感じたくない不安が膨らんでしまう。これが”真”ネガティブという思考です。
人の感情はどれでもそうです。
素直に認めたものは消えていく。
認めまいとしたものは膨らんでいく。
これは、なんで?とかどうして?とかではなくって、
人間という生き物は、もともとこのような脳の仕組みになっています。
もともと足が二本ある生き物なんだ、そういうものなんだ、というのと同じで、感情とはそういうもの、なんです。
不安や心配ごとは変えられる
不安や心配というのはもともとは、「素直に受け入れさえするならば、問題を解決するためのチャンスやヒントとなる感情」です。
「あなたにチャンスやヒントを与えてくれる感情」
これ…ネガティブでしょうか?
チャンスを掴めるようになる感情ですよ、ポジティブじゃないでしょうか?
あぁ、私は不安だ…いま不安を感じているんだなぁ。
でも不安なのって悪いことじゃないしね。私は不安を感じてもいいんだ。
(と、チャンスとなるポジティブな感情「不安」を抱く)
↓
私って、何が不安なのかな?考えてみよう
(そのポジティブな感情をもとに、潜在意識が「問題について考える」という行動を自然にAさんに取らせる)
↓
○○が、□□になっちゃったらどうしようと思うと不安なんだな~。
(問題を無事に見つけられる)
↓
じゃあ、そうならないためにはどうすればいいのかな?
(さらに、対策を立てるという行動に無意識に出る)
↓
あ、思いついた。よし、対策が思いついたからちょっと安心できたかも♪
(もともと抱いた「チャンスの感情」をもとに、問題を避ける方法、つまり今よりうまくいくチャンスを現実のものとした)
不安や心配、悲しみや怒りを抑え込もうとしていたのであれば、それがネガティブにつながってしまうことがよく分かりますね。
どんな感情も、感じてOKです。
大丈夫、あなたの感情はOKなんです。
まとめ
…ということで、今後「不安になってはいけない」という思いは捨ててくださいね。
そう思うたびに「それでもOK」と自分に言ってみてください。
なにを感じても、オールオッケーです。
口パクでもいいです、口の形を動かして言ってみて「何を感じてもオールオッケー!」
それでも、まだマインドブロックがあると思います。
そこで、次回はさらに深く潜って「ポジティブでいる」ということの本当の意味について考えてみましょう。