引き寄せの「前兆」って何?正体と注意点
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「前兆」について正しく知る前に
引き寄せの法則でいう「前兆」 これってなんでしょうか。
- 事態が好転する前には、良い前兆が起こる
- 悪いことが起きる前にも、前兆がある
つまり、何かが起こる前触れのことを言いたいわけですね。
でも、そんなことって本当にあるのでしょうか?
そのことをお話するにはあなたに1つ知っておいてほしいことがあります。
「潜在意識は万能ではない」ということを覚えておいてください。
前兆を正しく理解するには、これがすごく大事なんです。
もちろん、あなたの中にある潜在意識は、表面に現れている顕在意識に比べればものすごいパワーを持っています。
正しく潜在意識が力を発揮すればすごい夢だって実現可能です。
ただ同時に忘れてはいけないのは「なんでも叶えてくれる魔法のランプではない」ということ。
あなたの脳の力を超えたことはできない
引き寄せはあなた脳の力(潜在意識)を利用してすごいことを叶えてしまう力です。
それは裏を返せば、いくらなんでも、あなたの脳の限界を超えたことまでは出来ないということでもあります。
あなたがどれだけ潜在意識を操っても、重力/確率/天候/時間/他人の心の操作は不可能なのがわかると思います。
- 重力を操作して物体を宙に浮かす
- 確率を操作してジャンケンに勝ち続ける
- 天候を操作して晴れ続きにする
- 時間を操作して昨日に戻る
- 他人の心を操作して思い通り操る
こういったことは、いくらあなたの脳、ひいては潜在意識が優秀とはいっても実現は無理です。
願えば叶う無限に使える魔法のランプではない。このことをしっかりと心に留めておいてください。
すべては偶然「前兆」は勘違い
よく「前兆」と勘違いしてしまうことは以下の通り
勘違いな【良い前兆】
- 良い気分でいたら翌日晴れました
- 良い気分でいたらお釣りの金額が777円でした
- 良い気分でいたら好きな人から電話がきました
勘違いな【悪い前兆】
- 悪い気分でいたら雨に降られました
- 悪い気分でいるときに時計を見たら4:44でした
- 悪い気分でいたら道で変な人に絡まれました
天気や他人の行動にまで影響を与えることまでは不可能ですので、こういったものはハッキリ言ってただの偶然です。
あえて名前をつけるのであれば、これは「錯誤相関(さくごそうかん)」の1種です。
錯誤相関とは統計学の専門用語の一つで「関連のない事柄を、関連があると思い込むこと」を言います。
いい気分と天気には実際には関連がないのですが、本人は「あるに違いない」と錯覚している状態です。
「あ、お釣りが777円だ!なんかいい気分♪このあと良いことありそう!」
引き寄せとは関係ないことですが、こういうことなら特にあなたに害はありませんね。
でもこれが逆だったら?すべての悪い出来事を自分をせいだと責める方もいます。
「雨に降られちゃった…私が悪い気分でいたせいなんだ!明日もっと悪いことが起こるかも…」
「最近レシートでゾロ目が出ない…きっと私の思考の質が悪くなってきてるからだ…」
これはまったくの偶然。
ただの確率の問題なのにもかかわらず、起きた出来事すべて「自分と関係ある」と思い込んでいると、無駄に自分を責めたり悩んだしてしまい、あなたの心は消耗してしまいます。
もし、あなたにそんな経験があるなら、安心してください。
もう一度言いますが、それらすべてはただの偶然です。
- 「私は、こういうことに頭を悩ませる必要はないんだ!」
- 「別に私が悪いから起きたわけじゃない!」
と毅然としていてくださいね。
まとめ
「あれっ、まとめ?」と思いましたか?
そう結論としては、あなたが感じた「前兆」と呼ばれるものの多くがただの勘違いだったということを知っておいてほしかったのです。
じゃあ、良いことが起こる前触れを知ることはできないの?と思いますよね。
そう、それを知るには「好転反応」について語らねばなりません。
もちろん、それは次回に